患者様・一般の方へ
ご案内
2021年2月に経カテーテル的心臓弁治療関連学会協議会よりTAVI実施施設に認定されました。3月より当院にてTAVIによる治療を開始しています。
経カテーテル的大動脈弁置換術(TAVI)は通常手術が困難な大動脈弁狭窄症(AS)に対する画期的な治療法として開発され、2013年に日本でも認可されました。
TAVIの導入により、開胸することも、心臓を止めることもなく、太ももの付け根などの血管からカテーテルを使って人工弁(生体弁)を心臓まで運び、留置することが可能となりました。これにより傷口が小さく、人工心肺を使用しなくて済むようになったことから、体への負担が少なく、入院期間も短くなることが特長です。
当院でもTAVIの導入により患者様へ提供する治療の選択枝を増やしていくため、ハイブリッド手術室を始めとした院内の環境整備とともに循環器内科医、心臓血管外科医、麻酔医、看護師、ME、放射線技師を含むハートチームを組織し、TAVI導入に向けた万全の準備をして参りました。この2月に、「経カテーテル的心臓弁治療関連学会協議会」から実施施設として認定を頂き、3月よりTAVIによる治療を開始、既に4名の患者様にTAVIを実施しております。
TAVIの導入により高齢の方や他の合併症のある大動脈弁狭窄症患者様など低侵襲の治療が望ましい方にも当院で治療が行えるようになりました。診断・治療方針の決定もハートチームで丁寧に拝見します。診断が確定していない方でも気軽にご相談ください。
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