疾患と治療に関するQ&A

虚血性心疾患

虚血性心疾患とはどんな病気ですか?

冠動脈(=心筋に血液をおくる動脈)が狭まったり(狭窄)、閉じてしまったり(閉塞)して、心臓の筋肉である心筋への血液の流れが悪くなり、必要な血液の量を下回った状態を言います。

原因

多くの場合、動脈硬化症が原因です。動脈硬化症は全身病(動脈は全身に分布しています)ですので、その一つとして心臓の症状が出現しているに過ぎません。従って、脳・腹部臓器(肝・腎・腸)や四肢(手足)・腹部の動脈にも同様の病変(狭窄・閉塞・拡張)があることを前提とした対処が必要です。

症状

一般的症状としては、まず体を動かしたときに、心筋へ必要とされるだけの血液が流れなくなることから、胸の痛みや圧迫感が出現。場合によっては息切れや胸焼けとして感じることもあります。更に進行すると安静時にも同様の症状が出るようになり、より危険な状態になります。 糖尿病をお持ちの患者さんでは、狭心症としての自覚症状が軽い場合や無い場合があり、知らないうちに心筋梗塞を繰り返して重症の心機能低下を合併し、突然死に至る場合がありますので、注意が必要です。

分類

狭窄が原因で症状も一時的であれば狭心症と言いますが、冠動脈が閉塞して心筋細胞が一部死んだ状態(壊死:えし)になると心筋梗塞と言い、通常激しい胸痛が続きます。

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