心臓病と生活習慣

生活習慣に起因する心臓病の種類とは?予防方法も併せて解説

「心臓病の原因となる生活習慣とその予防方法が知りたい」

心臓に違和感を覚える方、健康診断の結果が悪い方、日々の生活習慣が気になる方などで、こんなことを考えたことはありませんか?

心臓病の中でも、特に虚血性心疾患と呼ばれる疾患は、生活習慣の影響を強く受けます。

そこで今回では、心臓病の主な症状や原因を確認すると共に、生活習慣に起因する心臓病の種類や予防法などを解説します。

本記事を読み、生活習慣を見直して、心臓の状態悪化を防ぎましょう。

生活習慣に起因する心臓病の原因と主な症状

心臓の痛みの写真

心臓病には様々な種類があります。

今回は、生活習慣と大きく関わってくる虚血性心疾患について解説いたします。

虚血性心疾患の主な原因は、高血圧や高血糖状態が長く続くことで起こる動脈硬化です。
動脈硬化の進行は生活習慣と密接に関係しているため、生活習慣を見直す機会を設けることで予防に繋がります。

生活習慣に起因する心臓病の種類

血圧検査計と内服薬の写真

続いて、虚血性心疾患の中でも生活習慣に起因する症状についてより詳しく説明致します。

生活習慣が原因で起こる心臓病の代表的な例は狭心症と心筋梗塞です。
どちらも、虚血性心疾患に分類される病気です。

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

狭心症

狭心症とは、冠動脈と呼ばれる心臓の血管が狭くなることで心筋に血液が十分に行きわたらなくなる病気で、発作的に胸に痛みを感じます。

狭心症の発作は数分程度で収まることが多いとされていますが、放置すると心筋梗塞へ移行してしまうため、非常に危険な病気の1つと考えられています。

心筋梗塞

狭心症は心臓の血管が狭くなることで起こる病気でしたが、心筋梗塞は心臓の血管(冠動脈)が完全に詰まってしまうことで起きる病気です。

発症すると冷や汗や吐き気を伴う強い胸の痛みに襲われます。

心臓の血管が長い時間詰まっていることで心臓に酸素が回らなくなり、心筋の細胞が壊死して死亡するケースも少なくありません。

いずれの病気も動脈硬化が原因と考えられており、日頃から動脈硬化を予防する生活習慣を心がけることは非常に重要です。

生活習慣に起因する心臓病の予防

禁煙のイメージ写真

最後に、虚血性心疾患を予防するための生活習慣の改善方法について解説します。

  • 喫煙・過度な飲酒に注意する
  • 食事の内容と食べ方に気を付ける
  • ストレスを軽減する
  • 適度な運動習慣を身につける

喫煙・過度な飲酒に注意する

喫煙は百害あって一利なしという言葉があるように、心臓病だけでなく、様々な病気の危険因子となり得ます。

いきなり禁煙することは難しくても、本数を減らす心がけや心臓病を悪化させる要因の1つであるという認識を強く持つことが大切です。

また、飲酒に関しても過度な量を習慣的に飲むのは避けることをお勧めします。とはいえ、適度な飲酒はリラックス効果もあるため、ご自身で適量を把握して楽しみましょう。

食事の内容と食べ方に気を付ける

食事は生活習慣病の予防に非常に大きな役割を果たします。
塩分の摂りすぎや食べ過ぎに注意しながら、バランスの取れた食事を心がけましょう。

また食事の内容だけでなく、早食いをしない心がけや、夜遅い時間の食事を控えるなど、食べ方の工夫も大切です。

  • 適正カロリーと普段の食事のカロリーを把握する
  • 塩分、脂質、糖質の摂り過ぎに注意する
  • 食物繊維や野菜を意識的に摂る
  • 外食や惣菜の購入はなるべく控える
  • 食事は30分以上かける
  • 22時以降の食事を控える

食事習慣にも気を付けていくことが心臓病の予防に繋がります。

ストレスを軽減する

ストレスは不眠や過食、喫煙に繋がりやすいとされているため、過度にストレスを溜めすぎない工夫も重要です。ご自身でストレスの発散方法を見つけましょう。

適度な運動習慣を身につける

筋トレやジョギング、サイクリングやその他スポーツなど運動習慣を身につけるのが理想的ですが、日常的に運動をする習慣がない方も多いでしょう。

その場合は、エスカレーターを使わず階段を使ったり、車通勤を自転車通勤に切り替えたりするなど、日常の中で少しずつ運動を取り入れる工夫をしていくのがおすすめです。

まとめ

今回は心臓病に繋がる生活習慣について解説しました。

虚血性心疾患の場合は、動脈硬化が主な要因となっており、食事や運動習慣で予防が可能です。

現時点で、心臓に違和感があったり、心臓の異常を指摘されたりしている場合は、医療機関を受診し、医師に相談のうえ、生活習慣の改善に取り組むことをおすすめします。

気になる症状がみられたら

気になる症状がある場合は、
早めの受診をおすすめします。

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