テーマ(研究課題):心臓CT画像を用いた心臓形態と心房細動アブレーション治療の予後の関係性に関する研究: ディープラーニングを用いた検討
研究責任者 循環器内科 主任研究員   鈴木 信也
対象となる患者様

当院で20191月から202012月に心房細動に対してカテーテルアブレーション治療を行った患者さんの中で、事前に心臓CTを施行された方(約500症例)。

研究目的・方法

心房細動に対するカテーテルアブレーション治療は広く普及しており、一般的には良好な治療成績を得られています(成功率7080%)。一方、心房細動の原因が肺静脈以外に存在する症例や持続性心房細動の症例における治療方法は確立されておらず、治療成績は不良です(成功率5060%)。カテーテルアブレーション治療前に撮影する心臓CT画像から肺静脈以外で誘発される不整脈の可能性を評価し、治療予後との関連性を検討することは有用とですが、その解析手法は確立されていません。そこで、まずは解析手法を確立することを目的とした後ろ向き研究を行うこととしました。

研究方法は、対象患者さんの心臓CT記録から、左心房および肺静脈の領域を3D画像として出力し、形状に関する分析を行い(radiomics等)、得られた分析結果と、心臓電気生理検査中の不整脈誘発の有無や、治療後の予後との関連との関連を検討します(deep learningを含めた機械学習による検討)。

研究期間 2021年6月から20223月まで
研究に用いる試料・情報の種類

(1) 患者背景

1) 心房細動の病型(発作性、持続性、永続性)、発症からの期間 2) 患者背景:年齢、性別、身長、体重、喫煙歴、飲酒歴、既往歴、合併症等 3) CHADS2CHA2DS2-VAScスコア(上記、既往歴、合併症から算出)

4) 心臓超音波検査の測定値(LVEFLADLAVI) 5) 心電図の測定値 6) 血液検査項目(BNPAlbHbHtT-BilASTALTCRE) 7) 抗不整脈薬の使用状況

(2) 左心房および肺静脈形状特徴

 1) radiomics 2) 視覚的な形状の分類 3) 3D画像画素

(3) カテーテルアブレーション所見

 1) 心臓電気生理検査中の不整脈誘発の有無とその部位

(4) 研究期間中の予後情報

1) 心房細動 2) 心房頻拍 3) 死亡(全死亡、心血管死・非心血管死) 4) 脳卒中(梗塞性、出血性、分類不能) 5) 全身性塞栓症 6) 入院を要する出血事象 7) 入院を要する心血管イベント(急性心筋梗塞、不安定狭心症、PCI施行、心不全)

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 (公財)心臓血管研究所付属病院 循環器内科・鈴木 信也

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