テーマ(研究課題):弁形成術後の遠隔成績向上を目指した大動脈二尖弁の応力、拍動流下解析
研究責任者 心臓血管外科 副医長 有村 聡士
対象となる患者様

先天性大動脈二尖弁による大動脈弁閉鎖不全症に対し、2014年1月から2018年6月までに当院において大動脈弁形成術を受けられた患者様 18名

研究目的・方法

【目的】
二尖弁に伴う大動脈閉鎖不全症を対象とした大動脈弁形成術において、確実な逆流制御効果と狭窄回避を両立できる、最適な形態・形成手技を追求することである。

【方法】
①[Computer simulation] 術前後の4DCTデータを画像ワークステーションに取り込み、ワークステーション内で形態を変化させ、3Dモデルを作成する。3Dモデルを早稲田大学先端生命医科学センター(TWIns)へ持ち込み、流体解析ソフトでシミュレーション・解析を行う。
②[二尖弁モデル作成]大動脈二尖弁を持つ患者の4DCTデータから二尖弁モデルを作成し、下記解析を行う。
③[応力解析]交連角度4条件のモデルを作成する。大動脈側から10 mmHgの圧力を負荷した状態でMicro-CTを用いて三次元撮影し、取得した3次元モデルを有限要素解析の初期形状とする。構造解析ソフトを用い、大動脈側から80 mmHgの負荷を弁尖に作用した際に生じる応力を解析する。
④[拍動流下解析] TWInsと開発した拍動循環シミュレータに装着し、ドライブプレッシャー、心拍数、平均流量,大動脈圧を設定し、拍動流下での弁開放をハイスピードカメラ等を用いて解析する。

研究期間 倫理委員会承認後~2022年3月
研究に用いる試料・情報の種類

①患者背景(年齢、性別、身長、体重)、②生理検査所見(心電図、心エコーデータ)、③画像検査所見 (CT MRI)

外部への試料・情報の提供

2施設と共同で研究を行うため、患者データを外部機関に提供する必要がある。CTデータ持ち出しの際は、匿名化したDICOMデータをCD-Rに保存し、研究責任者が管理する。
患者データは、(a)匿名化し個人が特定できないものようにしたファイルと(b)対応表ファイルに分けて心臓血管研究所内で管理・保存し、院外への持ち出しの際には(a)のみを持ち出す。
CD-Rは東京慈恵医大病院またはTWInsに研究責任者が直接持参し、取り込みを終えたCD-Rおよびその対応表は研究責任者が心臓血管研究所で管理する。CD-Rの画像は本研究のみに使用し、研究終了後には適切に破棄する。

研究組織

3Dモデル作成に関して東京慈恵医科大学付属病院 心臓外科 國原孝氏と共同で研究を行う。
応力・流体解析に関して早稲田大学先端生命医科学センター (TWIns) 岩崎清隆氏と共同で研究を行う。
心臓血管研究所 研究責任者が異動した場合は、心臓血管研究所 心臓血管外科 在籍医師に研究責任者を変更する。

お問い合わせ先

本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。
ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますので、お申出下さい。
また、試料・情報が当該研究に用いられることについて、患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。

【紹介先および研究への利用を拒否する場合の連絡先】
(公財)心臓血管研究所付属病院 心臓血管外科・有村 聡士
 〒106-0031 東京都港区西麻布3-2-19 TEL:03-3408-2151(代表)

【研究代表者】
(公財)心臓血管研究所付属病院 心臓血管外科・有村 聡士
 〒106-0031 東京都港区西麻布3-2-19 TEL:03-3408-2151(代表)

受診予約

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