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家族が突然倒れたら!?覚えておきたい救急蘇生法ポイント解説!

今回は、家族や親しい人が倒れたときなど、いざというときに家庭内で使える、心肺蘇生法の手順について解説します。

本記事は文章のみですが、イメージがつきにくい場合は、YouTube等を活用して、動画も併せて視聴してみると、よりわかりやすいのでお勧めです。

心肺蘇生法はなぜ必要なのか?

まずは、心肺蘇生法の目的について理解しておきましょう。

心肺蘇生法は、呼吸と循環を助ける目的で行います。
人の身体は、心停止から3~4分程度何もせず放置していただけで、脳に深刻なダメージを受けてしまいます。
脳に後遺症を残さないためにも、心停止を確認したら一刻も早く心肺蘇生法を実施する必要があるのです。

AEDの使用が望まれますが、AEDを常備していないご家庭が多いことと思われます。
そのため、傷病者の生死を分けるのは心肺蘇生法にかかっています。

初めての方でもわかりやすい解説を心がけていますので、しっかりと手順を確認してみてください。

自宅でできる心肺蘇生法

病院以外での心停止のうち、約70%が自宅で起きているとも言われています。
AEDをお持ちでないご家庭で万が一家族が心停止の状態に陥った場合、直ちに心肺蘇生法を実行することで、生存率やその後の社会への復帰率を上げられる可能性があります。

以下から説明する手順を覚えておきましょう。
実際に心肺蘇生法を使う場面になれば、慣れていない方は頭が真っ白になり、何から手を付けてよいのかわからなくなってしまうことが多いと思われます。
そのような事態を防ぐため、手順を紙に印刷して目につきやすい場所に貼っておくのも一つの手です。

成人と子供では、対応において異なる点があるため、それぞれ解説していきます。

成人の心肺蘇生法

  • 肩などを強く叩き、意識の有無を確認する
  • 119番へ連絡し救急車を要請
  • 鼻や口から呼吸が確認できないか、呼吸に伴う胸の動きがないかを顔を近づけて確認。同時に頸動脈(首の脈)を確認。

上記3点を10秒以内に行うのが理想です。

呼吸がないと確認できた場合は、すぐに胸骨圧迫を開始しましょう。

柔らかい場所では、十分な圧迫が行えず、効果を期待できません。
そのため、柔らかい場所に横たわっている場合は床など固い場所に移る、もしくは固い板などを背中に敷くなどの対策が必要です。

胸骨圧迫は、左右どちらかの片方の手の付け根部分を胸骨の下半分におき、その手の上にもう片方の手を置きます。
腕を真っ直ぐに伸ばし、手の真上に肩が来るような体勢を取り、真上からしっかりと圧迫する意識で行いましょう。

胸骨を5cmほど沈めて、元の位置に戻す。
この動作を繰り返します。

しっかりと圧迫したあと、しっかりと戻す動作を繰り返すことで効果が期待できるため、圧迫して→戻すをしっかりと行うように意識して行います。

テンポは1分間に100回~120回のペースが理想です。
実際にやってみると、かなり疲れるペースですが、遅すぎては意味がありません。
ペースを意識して実施してください。

さらに、人工呼吸も併せて行う場合は、おでこを抑えて顎を上に持ち上げて気道確保を行い、胸骨圧迫30回→人工呼吸2回のサイクルで実施します。

人工呼吸は1秒かけて1回行います。
その都度、胸の動きを確認して、呼気がしっかりと肺に入っていることを確認しましょう。

慣れていないと胸骨圧迫と人工呼吸を同時に行うのは難しいかもしれませんが、人工呼吸も併せて行うに越したことはありません。
いざというときのためにもしっかりと確認し覚えておきましょう。

※人工呼吸をするのがためらわれる状況のときは、胸骨圧迫だけでも実施しましょう。それだけでもあるとなしではその後の状況が大きく変わります。

子供の心肺蘇生法

子供のなかでも、小児(1歳~思春期未満)と乳児(1歳未満)で対応が異なります。
その点に留意して、読み進めて下さい。

まずは意識の確認です。

小児は肩を、乳児は足の裏を叩いて意識を確認します。
子供は、大人よりも人工呼吸が重要になります。

頸部損傷の可能性がなければ、頭部を軽く下げ顎を上げて気道確保をした後、鼻をつまんで口で口を覆う、もしくは鼻も口と一緒に口で覆った状態で、胸骨圧迫30回→人工呼吸2回のサイクルで実施しましょう。

胸骨圧迫は成人のときのように手のひら全体で行ってしまうと力が強すぎる可能性があります。
年齢に応じて、小児は両手もしくは片手、乳児は2本の指で胸骨圧迫を行いましょう。

動画視聴や講習会の参加でさらに復習!

以上が心肺蘇生法のかんたんな解説です。

文章と合わせて、動画などを視聴し、より実際の動きをイメージしやすいようにしておくことをおすすめします。

家庭で心肺蘇生法を使う場面は無いのが理想ですが、いつ使うときが来るかわかりません。
心配な場合は、手順を目につきやすい場合に貼っておくなどして、確認しやすいように工夫しましょう。

また、お住いによっては消防署などで市民向けにAEDや心肺蘇生法の講習を行っている地域もあります。
人形を使って実際に心肺蘇生法を体験する講習になりますが、一度体験しておくと、身体が手順を覚えている場合も多いです。

気になる方は、ぜひお住まいの地域の情報をチェックしてみてくださいね。

気になる症状がみられたら

気になる症状がある場合は、
早めの受診をおすすめします。

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