
心臓血管研究所付属病院で看護部長をしていております石田千鶴です。
私が看護師を目指そうと思ったのは男女の差別のない仕事につきたいと思ったからです。
患者さんのためにとか、人に何かしてあげたいという気持ちではなく、女性でも一生働ける職業に惹かれたことがきっかけでした。
そんな私の気持ちに大きな変化が芽生えたのは、初めて患者さんを担当した時でした。当時は今ほど医療技術が進んでおらず、痛みを緩和する薬の投与も限られていました。
初めて担当した患者さんが痛みを我慢している姿を見て、純粋にこの人の為に何かしてあげたいという気持ちがどんどん強くなり、先輩に相談に乗ってもらったりもして、自分なりに今の私にできる事を考えました。
そこで私の出した結論は、出来る限り側にいて不安を少しでも取り除いてあげるということでした。出来る限り声を掛けたり、時間が空けば顔を出したり、家族を看護する気持ちで接していたと思います。
その患者さんは亡くなってしまいましたが、ご家族が「今までありがとうございました」とお手紙を下さった時は人生の中で一番嬉しい出来事だったと思います。また、この出来事が今の私の看護の原点となっていると思います。
看護の仕事を始めてもうすぐ30年になりますが、今言えることはこの仕事を選んでよかったということです。これから一緒に当院で働いてくださる方にも、看護師という仕事を選んでよかったと思ってもらえるような職場環境づくりに力を入れていきたいと考えています。具体的な取組みとして5年前から人間を肯定的にとらえようという教育方針でプログラムを検討してきました。人間はよい環境を整えれば自ずと成長するものであり、アメとムチを使って管理するものではないということをプログラムの中にいれました。まだまだ完成には遠いのですが一歩一歩着実に理想の職場環境に近づいてきていると実感しています。
職場環境改善の次のステップを踏むために、今年度は今まで以上に採用に力をいれたいと考えています。この看護部御紹介をご覧頂き、ご興味をお持ちいただけましたら是非ご見学にお越し下さい。