部門のご案内

医事課

 医事課は外来及び入院の受付・予約業務、医療費の計算・会計、保険請求および診療録(カルテ)の管理保管業務等を行っています。
 病院の1階右手に受付カウンターがあります。ここのメンバーは全員医事課の職員です。カウンターに向かって左から「予約」「外来受付」「入院受付」「会計」となっており、患者さんが外来診療を受ける場合に一度は立ち寄るところです。また入院の際もこちらで手続きをしていただきます。職員は大勢の患者さんの応対をしていますが、正確さと迅速さを旨とし出来る限り患者さんをお待たせしないよう心がけています。
 窓口の後方患者さんからは直接見えない事務室でも医事課の職員が業務を行っています。ここでは主に入院患者さんの医療費の計算・会計、保険請求および診療録(カルテ)の管理保管等の業務を行っています。会計窓口混雑時には、後方の職員が窓口に出てサポートをすることもしばしばあります。また、予約変更等の電話対応も主にこちらの職員が担当しています。
 受付カウンターにお越しになったときや、予約変更のお電話をいただいたときに、患者さんと直接お話をするのが医事課の職員ですので、これからもよろしくお願いします。

患者サービスセンター

 患者サービスセンターは、患者さんがスムーズに診療を受けられるようにサポートを行う部門です。きめ細かい患者サービスを目指して平成24年に始動しました。看護師2名、事務4名が総合案内、初診案内、再来患者さんの対応、フロア対応、検査案内など様々な役割を担っています。
 総合案内では、患者さんからの様々な照会事項の対応や面会対応、駐車チップの処理などを行っています。
 初診案内では、看護師が身長体重の計測、問診、各検査案内など初診患者さんの診療内容に沿ってのご案内を行っています。
 再来受付機で受付を済ませた再来患者さんにはファイルをお渡ししながらその日の診療内容に沿ってご案内を行っています。
 フロアでは検査室のご案内、車椅子ご利用の方やお体の不自由な方のサポート、診療状況の把握や照会事項への対応などを行っています。
 当院へご来院の際、ご不明な点などございましたら、オレンジ色の腕章「ご案内〈フロア・コーディネーター〉」を着用した患者サービスセンター職員までお気軽にお声かけ下さい。

診療連携室

 診療連携室は、看護師、ソーシャルワーカーおよび事務職員によって構成されています。病院の受付カウンターの後方にある事務室で業務を行っています。
 診療連携室の役割は、地域の医療機関および開業医の医師との窓口となり、ご紹介いただいた患者さんが安心して診療をお受け頂けるようにお手伝いをすることです。また、ご紹介元の医師に、患者さんの診療情報を的確かつ迅速にお届けするよう努めています。
 詳細は「診療連携について」をご覧ください。

医療安全管理室

 医療安全管理室は、室長(医師)、医療安全管理者(看護師)、感染管理者(看護師)、医療機器安全管理担当(臨床工学技士)、医薬品安全管理担当(薬剤師)、臨床検査技師、事務職の7名で構成されています。
 安心して医療を受けられる環境を整えることを目的に、医療関連感染の未然防止に努めます。また、医療事故発生時には要因分析を行い再発防止策を検討、立案して組織全体を指導します。

栄養管理室

◆食事

 心臓疾患の治療食は減塩が基本となります。入院中の食事が減塩食でも楽しみと思って頂けるよう、日々努めています。
食事

 退院後の食生活の参考にして頂ける献立です。

◆栄養指導

 高血圧、心不全、糖尿病、腎臓病、脂質異常症、肥満等、病状の改善および予防には食事の管理は大変重要です。
 栄養についての知識を身につけて頂くために、管理栄養士により栄養指導を行います。

薬剤管理室

◆はじめに

 私たちは安全で有効な薬物療法を支援し、患者さんや医療スタッフから信頼される薬剤師になることを目指しています。

◆業務案内

調剤業務

 調剤業務とは、医師が発行した処方箋に基づき、患者さんが適切に使用できるよう薬を調合し、十分に説明をした上でお渡しする業務です。調剤する際に薬の量や使い方、あるいは飲み合わせや副作用の有無などをチェックし、疑問がある時は処方した医師に確認するなどして薬の安全性や有効性を確保します。

医薬品情報管理業務

 医薬品情報管理業務は、薬に関する情報を早く正確に入手して整理・管理し、患者さんや医療スタッフに提供する業務です。医薬品情報の適切な利用は、医薬品の適正使用に繋がり、医薬品による有害作用から患者さんを守ります。良質な情報を提供することで、〝化学物質〟が〝医薬品〟になるという気持ちで取り組んでいます。

医薬品管理業務

 医薬品管理業務には、購入管理、品質・在庫管理および消費管理の3つのプロセスがあります。コスト意識を持って適正な医薬品管理を行うことは、経済的なメリットがあるだけでなく、ハイリスク医薬品などの管理による安全性の向上においても重要です。

病棟業務

持参薬管理業務
 持参薬管理業務は主に入院患者さんにおける円滑な治療のための業務であり、持参薬情報の収集、持参薬使用にまつわるリスクについての確認、持参薬の評価、服薬計画の提案などのプロセスがあります。持参薬管理は、チーム医療にとっても医薬品適正使用を含む重要な業務です。

薬剤管理指導業務
 薬剤管理指導業務は薬歴管理と服薬指導を介して患者さんの薬物療法への認識を高め、また、患者さんから得られた情報をフィードバックすることにより薬物療法を支援する業務です。薬剤師が患者さんを訪問して薬について説明します。服薬における情報を提供すると共に、薬への疑問や不安に答えることで、薬を正しく理解して使用していただけるようお手伝いをします。また、重複投与の有無や相互作用などの処方歴、服用コンプライアンス、薬剤の効果の確認および副作用の予防・早期発見にも努めています。

その他

 薬事委員会をはじめとして、クリニカルパス、心不全プロジェクト、医療安全、病棟業務改善、輸血、感染対策、患者サービス向上、治験審査などの委員会に参加し、他のスタッフと共にチーム医療の充実に努めています。

放射線技術室

 7名の診療放射線技師(男性4名、女性3名)が常勤で勤務しています。
夜間、休日も1名が当直業務に当たり、平日と同等のクオリティで検査を行っています。
 放射線医療機器は、心臓カテーテル検査、治療を施行するための循環器用血管撮影装置(2台)、心臓核医学検査で使用する吸収補正用CT搭載SPECT装置、外科用サージカルイメージ装置、一般X線装置、ポータブルX線撮影装置があります。2017年5月に今までの64列MDCT(Multi Detector-row CT)装置を東芝社製320列ADCT(Area Detector CT) 装置に更新しました。
 320列CTは、1回転0.275秒のスキャンで160mmの範囲が撮影できます。最短では1回転(0.275秒)で心臓を撮影することが可能で、冠動脈の描出など画像精度が格段に向上するとともに、患者さんの負担や被曝も軽減されます。
CTをはじめ最新鋭装置を導入しており循環器領域の診断と治療に大いに貢献しています。

臨床検査室

 臨床検査室は患者さんから採取した血液・尿・便などを検査する検体検査室と患者さんの心臓・血管・肺などを検査する生理検査室の2つからなっています。当院では循環器専門病院に相応しい高い専門性を持った臨床検査技師が最新のハイエンド機器を使って検査を行っています。私達は「会話することが最高のサービスである」をモットーに、親しみやすく、安全で快適な検査環境を提供することを目標にしています。誰もが安心して受診・検査・入院できる病院にするために、他部門と協力し、医療スタッフの一員として患者さんを支援します。

臨床検査技師 22名
日本心エコー図学会認定専門技師 2名
日本超音波医学会認定超音波検査士(循環器) 8名
日本超音波医学会認定超音波検査士(消化器) 2名
日本超音波医学会認定超音波検査士(泌尿器) 1名
心臓リハビリテーション指導士 3名
認定心電検査技師 4名
心電図検定1級 1名
心電図検定2級 3名
認定臨床化学・免疫化学精度保証管理検査技師 1名
認定輸血検査技師 1名
二級臨床検査士(循環生理) 5名
二級臨床検査士(臨床化学) 2名
二級臨床検査士(免疫血清学) 2名
日本臨床化学会認定化学者 1名
緊急臨床検査士 2名
健康食品管理士 1名
(複数資格所有者あり)


検体検査室(左)と生理検査室(右)の窓口

ME室(ME;Medical Engineer 臨床工学技士)

◆スタッフ情報

ME室スタッフ 6名
臨床工学技士 5名
臨床検査技師 2名
体外循環技術認定士 3名
透析技術認定士 1名
呼吸療法認定士 1名
心血管インターベンション技師 1名
(複数資格所有者あり)

ME管理室は循環器部門と機器管理部門があります。

◆循環器部門

 心臓外科手術における人工心肺関連装置の操作を始め、手術が円滑かつ安全に行なえるよう、手術室のスタッフと連携し、手術室運営の一役を担っています。

体外循環業務

 臨床工学技士は心臓手術における人工心肺装置の操作を行っております。人工心肺装置とは、心臓手術を行う際に血液の循環と酸素加機能を代行する生命維持管理装置です。
 人工心肺装置を使用することにより、安全に心臓手術を行うことができます。

  • 手術室にて人工心肺装置の操作①
    手術室にて人工心肺装置の操作①
  • 手術室にて人工心肺装置の操作②
    手術室にて人工心肺装置の操作②
人工心肺の安全性

 近年では人工心肺のトラブルによる事故が多く発生しています。そのトラブルを未然に防止するための『安全装置設置基準の勧告』が日本体外循環技術医学会より出されています。当院ではより安全に人工心肺の操作を行うために2名から3名の体外循環技術認定士取得者が手術に入り、人工心肺装置の操作を行っております。また当院の人工心肺装置・システムは『安全装置設置基準の勧告』にも対応しており、トラブルシューティングの練習も行っております。

補助循環

 重症な心不全(心原生ショックなど)の治療のため、一時的に心臓のポンプ作用を機械的に補助または代行し、心臓の機能の回復を待つための方法です。

IABP (Intra Aortic Balloon Pump :大動脈内バルーンパンピング)

 30~40ccのバルーン(風船)付のカテーテルを大腿動脈から挿入し、バルーンの先端を左鎖骨下動脈の直下に留置します。このバルーンを大動脈内で膨らませたり(拡張inflation)、縮ませたりする(収縮deflation)を行うことで心臓をサポートします。補助循環のなかではもっとも臨床で多く用いられています。当院では2台の装置を所有しています。

PCPS (percutaneous cardiopulmonary support:経皮的心肺補助法)

 経皮的に迅速的かつ簡便に装着可能で、圧補助のIABPに比べより強力に全身の循環を維持することができます。静脈カニューレを大腿静脈から右心房まで挿入し、右心房から脱血された静脈血を遠心ポンプで駆動し、人工肺で酸素化した後、血液を大腿動脈に送血します。当院では2台の装置を所有しています。

心臓カテーテル検査

 カテーテルとよばれる中空の管を用いて行われる心臓の検査や治療のことを心臓カテーテルといいます。手技は通常局所麻酔で経皮的にカテーテルを血管から体内に挿入して行います。
 心臓カテーテル検査(CAG)は、心臓病の診断をするための最終的な検査方法であり、手術の適応、術式を決定する重要な検査です。造影剤を使用し、冠動脈の狭窄度、左心室の動きと大きさ、弁膜の逆流や狭窄、大動脈などの画像情報から形態的な評価を行います。また心内圧測定、心拍出量測定、弁口面積の算出、酸素飽和度の情報から疾患の診断と重症度など機能的な評価を行います。
 一方、冠状動脈や下肢動脈に狭窄や閉塞が見つかり治療が必要になった際に心臓カテーテル室で行なう治療を経皮的冠動脈インターベンション(PCI)、経皮的末梢血管インターベンション(PPI)といいます。造影を行った上で治療のためのワイヤーを病変部に通過させ、血管内超音波(IVUS)や光干渉断層法(OCT)などイメージング装置を使用して病変部の評価を行います。そこで得られた情報から、使用するデバイスと適切なデバイスのサイズを選択します。バルーンやステントなどを用いて狭窄や閉塞の病変部を拡張していき、治療後に病変部をイメージング装置で確認した上で最終造影を行い治療が終了となります。
 手技中安全に検査や治療を安全に進めていくため、臨床工学技士の大きな役割としてポリグラフのモニタリングがあります。心電図や血圧波形を見た上で変化がある場合や異常を察知した際は、術者(医師)に伝えます。ME室スタッフのカテ室での業務としてはポリグラフによる術中モニタリング、IVUSやOCTなどイメージング装置の操作、ロタブレータコンソールの操作、急変時の補助循環装置やペースメーカ操作などがあります。

  • カテーテル記録装置の操作①
    カテーテル記録装置の操作①
  • カテーテル記録装置の操作②
    カテーテル記録装置の操作②
  • ロタブレータコンソール操作
    ロタブレータコンソール操作
  • IVUS装置の操作
    IVUS装置の操作
EPS (Electro Physiological Study:心臓電気生理学的検査)

 心臓電気生理学的検査(EPS)は、電極カテーテルを心腔内に挿入して心内電位を記録しながら電気刺激を行い、体表面12誘導心電図では得られない心臓内の電気現象を観察する検査です。この検査で得られる所見から不整脈の発生起源や機序を診断し、治療法を決定することができます。臨床工学技士は一連の記録作業に携わります。

心筋焼灼療法(アブレーション)

 まず予めEPSにより頻拍の発生機序を明らかにし、ラージチップ電極カテーテルを経皮的に心腔内に挿入します。そして頻拍の起源となる異常興奮発生部位または異常興奮旋回路などの標的部位に固定して、体表に装着した対極板との間に高周波通電を行い、温熱障害により標的部位を選択的かつ限局性に不活性化して頻拍を根治します。この一連の操作にも臨床工学技士はサポートします。

  • 心内電位記録業務
    心内電位記録業務
  • 3Dマッピング機器操作
    3Dマッピング機器操作
ペースメーカ
プログラマー操作
プログラマー操作

 当院では不整脈に苦しむ患者さんにペースメーカ(PM)、植込み型除細動器(ICD)の植込み術を行っています。また、中等度または重症の心不全に苦しむ患者さんには、心臓再同期療法(CRT)が可能な両心室ペースメーカの植込み術も行っています。
 臨床工学技士はこのような植込み術に立会い、プログラマの操作や、一連の記録、測定、PM・ICDの設定確認を行っています。
 また、植え込み手術をされた患者様のフォローアップ(PM外来)も積極的に行っています。

◆機器管理部門

機器管理

 平成19年4月1日に改正医療法の一部が施行され、医療機器を安全に使用するために医療機関が対処すべき責務が定められました。
 病院が管理する全ての医療機器を医療機器安全管理責任者が筆頭に安全管理するといった内容です(病院以外の在宅等で使用される医療機器および他の病院に対して貸し出された医療機器も含まれます)。
 当院では専門知識・技術を備えている臨床工学技士が医療機器安全管理責任者を担当し、ME室が汎用的な医療機器から専門機器を管理しています。
 具体的には貸出・返却、保守・点検、備品管理(購入・廃棄)、教育、環境整備、情報提供などの一括した業務を行っています。
 これらの業務によって臨床現場へ信頼性の高い機器を過不足無しに供給するとともに、正しい資産管理、経済効率性、安全性を高める役割を果たします。

機器管理室
機器管理室

・輸液ポンプ 71台
・シリンジポンプ 50台
・栄養ポンプ 2台
・人工呼吸器 8台
・二相式気道陽圧ユニット 17台
・除細動器 11台
・麻酔器 2台
・人工心肺装置 2台
・IABP 2台
・PCPS 2台

  • 点検作業の様子
    点検作業の様子
  • 機器管理システム
    機器管理システム
血液浄化

 現在、わが国で腎臓病のため透析治療を受けている患者様は、年々増加の一途を辿っています。最近の傾向として10年以上の長期透析患者、糖尿病患者、高齢患者の増加に伴い、心臓病の合併が多く見られるようになってきています。当院では主に、他施設での維持透析患者の皆様の合併症による当院入院加療中の血液透析を行っています。
 入院透析:当院は、維持透析患者様のPCI(カテーテル血管治療)、心臓手術後に一時的に透析が必要になってしまった患者様に対し積極的に 術中・ICUでの血液透析や、CHF(CHDF)などを併用し、全面的にバックアップしています。

・血液浄化装置1台
・個人用透析装置3台
・RO装置3台

  • 個人用透析装置
    個人用透析装置
  • 血液浄化装置
    血液浄化装置